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漢字解放への道

一言メッセージ：正字正假名マスターを目指して

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駅

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Ｐａｒｋ　Ａｎｄ　Ｗａｌｋ（パークアンドウォーク）を始めて驛を通る樣になり、ポケットティッシュをもらふ機會が増へました。冬は鼻水がよく出るのでありがたい限りでした。

そのティッシュですが、私が小さい頃はちり紙（ちりがみ・ちりし）と言つてゐました。
何気に「ちり紙（がみ）取つて」と言つてしまふと、今は妻に小馬鹿にされます。
皆さん、『ちり紙（ちりがみ・ちりし）』と言ひませんか？

他に・・・

オレンジ色→橙（だいだい）色
トイレ→便所
カメラ→寫眞機

・・・等、日本語で言つてしまひます。

でも流石に・・・

ポケットティッシュ→ポケットちり紙
ウエットティッシュ→濡れちり紙

・・・は言はないかな…。

さて、「駅」です。
正字では「驛」です。

馬部　十三畫
　　　音：エキ
　　　意味：うまや、はゆま、汽車の發着する場所　等

「睪」が音を擔つてゐます。「睪」を「尺」とした漢字は多くあり、「澤（沢）」「擇（択）」「釋（釈）」等があります。

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この記事のURL: http://blogs.yahoo.co.jp/twilight10031/5430108.html

昼

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昔、タウン情報誌の讀者投稿に「昼」を使つた面白い遊びが載つてゐました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　①

　　　　　　　　　　　　　　　　　　②

　　　　　　　　　　　　　　　　　　③

　　　　　　　　　　　　　　　　　　④

　　　　　　　　　　　　　　　　　　⑤

　　　　　　　　　　　　　　　　　　⑥

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　假面ライダー！

誰が考へたか、なかなかよくできてゐますねえ。

さて「昼」です。
正字では「晝」です。

日部　七畫
　　　音：チウ
　　　意味：ひる

「昼」と「晝」では、全く印象が違ひますね。

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虫

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てんとう蟲を知らない人はゐないと思ひます。
赤色に黑い斑點があるナナホシテントウが思ひ浮かびますよね。

そのてんとう蟲。草花を上へ上へと昇つて行く習性があります。
太陽に近づいて行く譯です。

太陽…おてんとさま…お天道樣…天道…！！？

さうです！『てんとう蟲』は、『天道蟲』であり、その習性から名付けられたのです。

もう春ですね。色々な蟲達が動き出す季節です。

さて、「虫」ですが、正字は「蟲」

虫部　十二畫で音はチユウ。
「虫」は別字で音はキ。俗に略字として用ゐられてゐたのを新字體として採用されました。
「蟲」は小さいのがうようよゐる感じが致します。

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この記事のURL: http://blogs.yahoo.co.jp/twilight10031/5232180.html

桜

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櫻の季節です。
花見の話が出てきますね。
今年の開花は早いのかな。

花は櫻木、人は武士

この樣な言葉があります。

花と言へば櫻。
日本人には櫻に對する愛着が殊の外あります。
しかし、櫻が日本人の中に滲透したのは平安後期。
それまでは梅の方が定着してゐました。
萬葉集に出てくる花は梅の事です。

平安後期とは武士が擡頭してくる時代です。
その後は武士が天下を取る世の中。
櫻の散り際の良さが、武士の潔さを反映してゐるからでせうか。

今でも櫻は日本人の心の奥深くに根付いてゐます。

さて「桜」は「櫻」

木部　十七畫で音はアウ、中國から入つてきた「櫻」は「ゆすら・ゆすらうめ」の事で、「さくら」は國訓。
「嬰（エイ）」が音を擔つてゐます。

♪四月は花見で酒が飮めるぞ～

と言ふ事で酒を飮みませう。

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道

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この間、尾道ラーメンの店『椿亭』に行つてきました。
その店は體に優しくておいしい事で有名な樣です。
割烹着のウエイトレス（ウエイトレスと言ふよりは給仕）が運ぶそのラーメンは、確かに自然な味でとてもうまい。
もう何回も足を運んでゐます。

と言ふ事で今回は「道」です。

部首としては辵（チヤク）部。漢字の一部となれば「辶」で、之繞（しねう・しんねう）です。「辶」は本來、點が二つです。「辵」からしても點はやはり二つが正しい。
常用漢字は一點の之繞、常用外の漢字は二點の之繞と書き分けなければなりません。

些細な差ですが、成り立ちを知ると正しい物を覺えたくなります。

『漢字開放への道』は險しいです…。