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前回に續き「甫」（ホ・フ）が含まれる漢字を紹介します。
『店舖（店舗）』の「舗」です。
正字では「舖」
「舖」 舌部 九畫
音：ホ
意味：しく、やむ、みせ 等
舌部なので「舎」の「土＋口」部分は「舌」が正しい。
「舎」も「舍」が正字です。
音を擔ふ「甫」は變更されてゐないので、仲間はづれにはなつてゐません。
私の持つてゐる『詳解漢和大字典』には「鋪」の誤字が「舖」であると載つてゐます。
『字統』でも「鋪」が元の字であると掲載されてゐます。
なかなか奥がふかさうな漢字です。
「甫」（ホ・フ）が含まれる漢字で、常用漢字以外のものも序（ついで）に紹介します。
「匍」（フ・ホ はらばふ・はふ） 例：匍匐（ほふく）前進
「哺」（ホ ふくむ） 例：哺乳動物
「圃」（ホ はた・その） 例：田圃（たんぼ）
「晡」（ホ くれ） 意味：申の刻、今の午後四時
「脯」（ホ ほじし） 意味：ほした肉、乾肉
「逋」（ホ のがる） 意味：にげかくれる、賦税の負目、未納税
「痡」（ホ やむ・やましむ）
「葡」（ホ・ブ） 例：葡萄（ぶだう）、葡萄牙（ポルトガル）
「蒱」（ホ） 意味：がま（蒲に通じ用ゐる） 例：樗蒱（ちよぼ）
「蒲」（ホ・ブ かば・がま） 例：蒲田行進曲（かまたかうしんきよく）
「輔」（フ ほほぼね・たすく） 例：輔佐（ほさ）
「酺」（ホ） 意味：天子が臣民に酒などをふるまうこと
「餔」（ホ） 意味：申時に食べる食事、夕食
「簠」（ホ） 意味：�短�の際の道具・器
「鬴」（フ） 意味：升の一種
「黼」（フ・ホ） 意味：古代の禮服の名
以下のものは出處が不明なものです。
「莆」（フ）
「悑」（ホ）
「埔」（ホ）
「盙」（フ）
「蜅」（フ）
「�蝓廖淵曄�
「鯆」（フ・ホ いるか）
「懯」（フ）
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