すべての機能をご利用いただくためには、JavaScriptの設定を有効にしてください。
設定方法は、ヘルプをご覧ください。

漢字解放への道

一言メッセージ：正字正假名マスターを目指して

無題

[ リスト | 詳細 ]

記事検索

全41ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10]

[ 前のページ | 次のページ ]

譲

傑作(0)

Yahoo!ブックマークに登録

イメージ 1

今回の常用漢字は「譲」
正字では「讓」

「讓」　言部　十七畫
　音：ジヤウ
　意味：ゆづる、ゆづり、せむ

前回からの續きです。
「襄」（シヤウ、慣用音ジヤウ）が音を擔ふ漢字です。
正字で「口口」となつてゐる箇所が新字體では「ハ」になつてゐます。

なぜ『ゆづる』が言部なのか？との疑問が湧きました。

少し調べた結果・・・、
「讓」は『せむ』（責む）が本義です。
『なじり責める・詰問する』との意味も詳解漢和大字典には載つてゐます。

古くは「攘」（ジヤウ・ぬすむ・はらふ・みだす・ゆづる）と通じてゐた樣で、混用されてきた經過が有り、現在に至つてゐる樣です。

ちなみに「攘」は歴史で習つた、幕末の『尊王攘夷運動』の「攘」です。

コメント（6）

トラックバック（0）

この記事のURL: http://blogs.yahoo.co.jp/twilight10031/26634782.html

嬢

傑作(0)

Yahoo!ブックマークに登録

イメージ 1

私が高校生の頃の話です。

クラスの實力者であるＡ子さんが取り卷き達にかう言ひました。

「私の事、『お孃』つて呼んでな。」

それを聞いた私は心の中で「誰がお孃や」とツッコミを入れました。
すると取り卷きの一人が・・・

「えっ？なんで『どぢやう』（どじょう）なの？」

・・・と聞き返してゐました。

そんな事をふと思ひ出しました。

と云ふ事で今回の常用漢字は『お孃（お嬢）』の「嬢」
正字では「孃」

「孃」　　女部　十七畫
　音：ヂヤウ
　意味：娘に同じ

前回と同樣、「襄」（シヤウ、慣用音ジヤウ）が音を擔ふ漢字です。
正字で「口口」となつてゐる箇所が新字體では「ハ」になつてゐます。

コメント（6）

トラックバック（0）

この記事のURL: http://blogs.yahoo.co.jp/twilight10031/26597156.html

壌

傑作(0)

Yahoo!ブックマークに登録

イメージ 1

今回から「襄」（シヤウ、慣用音ジヤウ）が付く常用漢字を紹介します。
まづそもそもの「襄」から。

「襄」　衣部　十一畫
　音：シヤウ、慣用音ジヤウ
　意味：のぼる、あがる、はらふ、なす、たすく　　等

「襄」自體はあまり使はない樣ですね。見た事がありません。

しかし、「襄」が付く常用漢字はいくつかあります。
その一つが今回紹介する「壤（壌）」

「壤」　土部　十七畫
　音：ジヤウ
　意味：つち、ゆたか　　　等

「口口」の部分が新字體では「ハ」になつてゐます。

『土壤（土壌）』で使ふことが多いかと思ひます。
また『ゆたか』と云ふ意味では「穰」に通じる樣で、『土が豐かで禾も豐かに實る』と云つた繫がりでせうか。

何事も土壤は豐かに越した事はないですね。

コメント（3）

トラックバック（0）

この記事のURL: http://blogs.yahoo.co.jp/twilight10031/26541852.html

半

傑作(0)

Yahoo!ブックマークに登録

イメージ 1

兩親が同國籍でない子供のことを「ハーフ」と呼びます。

「ハーフ」は「半分」なので、その呼び方は蔑稱ではないかと前から思つてゐました。

そこでこの度、ウィキペディアで調べてみました。
やはり私と同じ考への人もゐる樣で、「ハーフ」とは別に「ダブル」「ミックス」と言ふ呼び方もあると書いてありました。
英語圈では「ミックス」が使はれてゐる樣です。

日本語としては「混血」「合ひの子」が擧げられてゐました。

考へてしまひますね。

「ハーフ」では半分になり、
「ダブル」では二倍になつてしまひ、
「ミックス」や「混血」は、それでは何をもつて純血かとなり、
「合ひの子」も「混血」に近い表現だし・・・・・・。

それなら日本語で「混血」か「合ひの子」を使はう。

そんなことを決意した次第です。

今回の常用漢字は『半分』の「半」
「半」　　十部　三畫
　音：ハン
　意味：なかば、なかばにす、なかばす、はん

最初のチョンチョンが「ハ」なのが正字です。
「伴」「畔」は常用漢字なのでチョンチョンになつてゐます。
「袢」「絆」は常用漢字ではないので「ハ」のままです。

混血を區別して呼稱するのが果たして良いのかと云ふ意見もあるとウィキペディアには載つてゐました。

さうですね。結構難しい問題かも知れません。
しかし、私としては敢へて區別して「混血」「合ひの子」を使ひたいです。

コメント（2）

トラックバック（0）

この記事のURL: http://blogs.yahoo.co.jp/twilight10031/26289612.html

剣

傑作(0)

Yahoo!ブックマークに登録

イメージ 1

もう一回引つ張ります。

諸刃の劍（もろはのつるぎ）。

「劍」は元々諸刃（兩刃）です。
ですから『諸刃の劍』は『諸刃である劍』とも言へるのではないでせうか。

「劍」で有名なのは天叢雲劍（あめのむらくものつるぎ）（別名：草薙劍（くさなぎのつるぎ））でせうか。
神話で八岐大蛇（やまたのおろち）の尾から出てきたと云ふ物です。
三種の神器の一つ。

ちなみに「刀」が片刃です。日本刀や靑龍刀ですね。

今回の常用漢字は「剣」
正字では「劍」

「劍」　　刀部　十三畫
　音：ケン
　意味：つるぎ　　　等

「僉（セン）」が音を擔つてゐます。
『石鹼』の「鹼」や「檢（検）」「險（険）」「儉（倹）」が仲間です。