今更遅いけど・・・
今回の衆議院選挙で自民が大敗を喫した原因については、民主を支持するよりは、国民が自民に愛想を尽かしたのだと言われている。民意を問うことなく総理総裁を盥回しで、最後にお鉢がまわってきた麻生に期待されたのは、まだ僅かな人気をアテにしていっきに解散し、総選挙を行うことだったはずである。しかし麻生は権力にしがみ付き、解散をずるずる先延ばしにした結果が壊滅といわれるほどの大敗だった。このブログでも期待はしなかったが、人気を取り戻すいくつかの時期とその方法についても言及したことがある。

その一つが、コネズミがやったように、自ら北朝鮮に乗り込んで、拉致被害者を連れ帰るというものだった。拉致被害者は金蔓だから、全員は返さないだろうけど、金額次第では何人かを連れ帰ることが出来、日本中が歓びに湧いている直後を狙って、解散すれば、このような結果にはならなかっただろうと思う。ところが、私と同じように、金さんも考えていたようで、その頃、北は麻生にメッセージを送っていたことを世田谷通信が伝えている。転載する。

「拉致被害者を見捨てた麻生首相」(世田谷通信)

1日、韓国のニュース専門テレビ局「YTN」は、北朝鮮の金正日総書記が拉致問題の解決に向けて話し合うために日本の麻生太郎首相に訪朝を申し込んだが、麻生首相が応じずに実現されなかったと報じた。報道によると、昨年末から数回、日朝間の非公式な接触が行なわれ、3月5日には麻生首相の秘書が北京のホテルで北朝鮮労働党作戦部の実務者と極秘に接触した。その時に麻生首相の秘書に対して「中山恭子首相補佐官(拉致問題担当)が訪朝し、金総書記に拉致問題の解決を促し、その対価として日本が北朝鮮に10億ドル(約930億円)を支払う約束をする。その後、麻生首相が訪朝し、そこで拉致被害者を返す」というシナリオが伝えられたという。しかし、この北朝鮮側からの申し出に麻生首相が応じなかったため、この計画は白紙に戻ったという。この報道が事実だとすれば、麻生首相は自身の支持層である保守派への体裁のために、拉致被害者を見捨てたことになる。2002年、当時の小泉純一郎首相が訪朝して拉致被害者を連れて帰って来た時には、金総書記との密約で100億ドル(当時・約1兆円)の身代金が支払われたが、当時の10分の1にまでダンピングされた今回の身代金要求は、北朝鮮労働党の経済の行き詰まりによるものと思われる。一部の保守派への体裁を優先し、拉致被害者を取り戻すチャンスを棒に振った麻生首相の行為は、政権交代を実現させた国民の目にはどのように映るのであろうか。(2009年9月1日)***転載終わり

後の祭りというか、今更終わったことを振り返っても遅いが、拉致被害者の方にとっては悔しいニュースだろうと思います。これからも北にとっては日本はお財布みたいなものですから、いろいろ言ってくるでしょう。チャンスが潰えたわけではありませんから、どのようにして付き合っていくのか、新政権の腕の見せ所になるでしょう。期待したいと思います。

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by 892sun | 2009-09-03 11:13 | Trackback
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