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【裁判員3例目 結審(5)】「愛というものから自分から逃げた」…被告の“反省文”にうなずく女性裁判員 (2/3ページ)
このニュースのトピックス:裁判員制度
《向かって右端の男性裁判員と右から2番目の女性裁判員の2人はペンを片手に検察官の話に聞き入っている》
《検察官はその後、田嶋被告が東京の専門学校に進学後、1年で学校をやめて青森県十和田市に戻ってきたと説明。親戚の会社に入社したものの、給料の少なさから第1事件であるAさんへの強盗強姦事件を起こした経緯について言及する。ここでは、勤務先の顧客から10万円をだましとるなど、今回の起訴事案以外の犯行も明らかになった》
検察官「田嶋被告は、親類の会社に入社後、月額約10万円の給料の少なさから、再び遊ぶ金ほしさに(最初の強盗強姦事件の被害者である)Aさんへの強盗強姦事件を起こしました。携帯代や光熱費、車のローン、食事代などを支払うとほとんど金が残らなかったのが理由です」
検察官「(2件目の強盗強姦事件である)第4事件の翌月には、会社の客から10万円をだまし取りました。契約を結んだ客が別の客を紹介し、新たに契約が結ばれた場合、会社から紹介してくれた客に10万円を渡す制度を悪用し、客に経理上のミスがあったなどと嘘をついてだまし取りました」
検察官「私は今回の事件の以前や以後にも犯行を繰り返しています。私は人生で初めて逮捕されるまで、被害者の身内の気持ちや被害者の気持ちを考えたことはありませんでした。自分の欲望のままに、女性を乱暴するなどの犯行を重ねていました」
《ここで、検察官の証拠調べは終了。続いて弁護側の証拠調べに入る。弁護側は拘留中の田嶋被告に、性犯罪被害者が書いた本などを差し入れたことを明かし、田嶋被告が被害者がどのような気持ちでいるかを理解するように努力していると主張。逮捕直後に記したという田嶋被告の上申書を読み上げた》
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