MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。
[PR]

ニュース:事件 犯罪・疑惑事故・災害裁判写真RSS feed

【裁判員3例目 結審(4)】「被告からの謝罪は?」「特に…」 裁判員からの質問に祖母 (3/3ページ)

2009.9.3 12:36
このニュースのトピックス裁判員制度
性犯罪事件を裁く初の裁判員裁判2日目。傍聴券の抽選のため、青森地裁近くの地下道には前日の977人を超える1035人が並んだ=3日午前9時10分ごろ、青森市内性犯罪事件を裁く初の裁判員裁判2日目。傍聴券の抽選のため、青森地裁近くの地下道には前日の977人を超える1035人が並んだ=3日午前9時10分ごろ、青森市内

 4番「それでは、8月31日に会った際、被告とおばあちゃんの間でどのような話をしましたか」

 祖母「体のことを言われたり。体は大丈夫ですかと。(事件については)あんまり深く私に言わなかった。私も言いたいことがいっぱいあったが、面会ではあんまり言わないようにした」

 4番「被告から事件のことで謝罪はありましたか」

 祖母「特になかったです」

 《続いて、右端に座る「6番」の男性裁判員が質問を始めた》

 男性裁判員6番「それでは、おたずねします。被告の母は、被告が小学1年のときに突然亡くなり、被告はそのときにも気丈に振る舞っていたとのことでしたね。その後、母のことについて、何かありましたか」

 祖母「あんまり本人からは…。親がないのは分かっていました。厳しい母親と分かっていたが、あまり思いだせないようで。いくら『お母さんが優しくしてくれた』と言っても、頭が真っ白で思い出は全然ないようでした」

 6番「被告人は幼いころ泣き虫だったということですが、どういうことで泣いていましたか」

 祖母「母親が田舎の方に行って、泊まって帰らないといけない。家にいないと、それを見ることができない。すごく泣いたら、止まないということでした」

 《裁判員の質問に続き、女性裁判官が質問を行った》

 裁判官「被告と8月31日に会って…事件からだいぶたっていたようですが、それまで会えなかったのはなぜですか」

 祖母「体が体。病院に何カ月も行っていて…」

 裁判官「入院されたりもしていたということですね」

 祖母「はい」

 《小川裁判長は質問が出尽くしたことを確認すると約15分間の休廷を宣言。祖母は深々と一礼すると、傍聴席に戻った》

(5)に続く

【裁判員3例目】詳報はこちら

このニュースの写真

性犯罪事件を裁く初の裁判員裁判2日目。傍聴券の抽選のため、青森地裁近くの地下道には前日の977人を超える1035人が並んだ=3日午前9時10分ごろ、青森市内
全国3件目の裁判員裁判の第2回公判が開かれた青森地裁第1号法廷=3日午前

関連トピックス

[PR]
[PR]
PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2009 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。