民主党の鳩山由紀夫代表は3日、政権発足をにらんだ外交活動を本格化させた。党本部でルース駐日米大使、ベールイ駐日ロシア大使と相次いで会談。同日未明のオバマ大統領に続いて、ブラウン英首相、サパテロ・スペイン首相、潘基文国連事務総長とも電話で協議した。外務省職員を同席させないなど、鳩山流の外交スタイルもじわり打ち出した。
「日米同盟の関係は、世界平和の礎だ。米国留学中に国を愛する心を学び、政治を目指すことになった」。鳩山代表はルース大使との面会で、未明のオバマ大統領との電話協議に続き、対米重視の姿勢を前面に打ち出した。ルース氏も「大統領も新首相と働くのを楽しみにしている」と応じた。(07:00)