衆院選で福岡7区から立候補、当選した古賀誠氏への投票を依頼し、知人を飲食接待したとして、福岡県警は2日、同県広川町太田、農業、鶴基(つる・もとき)容疑者(51)を公選法違反(供応)容疑で逮捕した。県警によると、容疑を認めている。
容疑は、今年6月中旬、自宅近くの倉庫で知人数人に数万円の飲食接待をし、古賀氏への投票や票のとりまとめを依頼したとしている。捜査関係者によると、鶴容疑者は古賀陣営の運動員とみられ、地元農協の理事を務めるなどしていたという。
福岡7区には古賀氏と、古賀氏の元秘書の野田国義氏が立候補。“師弟対決”として全国でも注目区となり、激しい選挙戦の結果、古賀氏が競り勝った。【岸達也】
毎日新聞 2009年9月3日 10時55分(最終更新 9月3日 11時14分)