のりピー快感？田代まさし「あれが７００倍気持ちいい」

　芸能人の薬物事件の衝撃が尾を引く中、覚せい剤取締法違反などで３年半服役し、昨年出所した元タレント、田代まさし（５３）が公の場で口を開いた。タレント時代に共演し、同じく覚醒剤におぼれていった酒井法子被告（３８）を、田代はどう見るのか。

　 ［フォト］専門リハビリ施設、海外では著名人が多数入所

　田代は覚醒剤所持などで０２年２月に有罪判決を受け、執行猶予中の０４年９月に再び覚醒剤所持などで逮捕。０５年２月に懲役３年６月の実刑判決を受け、昨年６月に出所した。芸能界は引退したが、最近は“リハビリ”と称してブログや動画サイトで事実上、タレント活動を再開している。

　都内で３日に行われた公開討論会「薬物汚染とのりピー騒動」に、田代はトレードマークのハンチング帽とメガネに、ジャケット姿で登場。やや鼻詰まりの声だったが、身ぶり手ぶりを交え、ギャグも飛ばすなど元気な様子を見せた。

　酒井被告の６日間の逃亡について、「薬を抜いていたと思った」とズバリ指摘。

　「ある有名なロックンローラーが、マネジャーが逮捕されたとき、丸坊主で出頭した。『♪ピ〜、ピ〜、ピ〜』の人」と、長渕剛の「ろくなもんじゃねえ」を口ずさんで笑わせた。

　また、事件後、動画共有稿サイト「ユーチューブ」にアイドル時代の酒井被告の寝起きを田代が直撃した「スターどっきり（丸秘）報告」の映像が「奇跡のコラボレーション」というタイトルでアップされたことも自虐的に紹介。

　「寝起きを狙われるのを、あらかじめ知っている人と知らない人がいる」と番組の裏事情を暴露しながら、「のりピーはやらせなしですよ」と強調した。

　服役中は「禁断症状も幻覚もなかった」という田代だが、薬の誘惑の魔の手が広がる刑務所の実態を目にしたという。

　「刑務所の中には密売人もいっぱいいる。『今度、おれのところで買えば大丈夫だから』と寄ってきたり、ひどいのだと、おれに気付かずに、『田代に売ってた』と言い出すやつまでいた」

　刑務所では年越しそばにカップめんが振る舞われるという話も披露。「緑のたぬき」と酒井被告のヒット曲をかけて、「のりピーが刑務所入ったら『碧いうさぎ』が出てくるよ」とブラックジョークを飛ばしながら、女性の覚醒剤再犯率の高さを指摘した。

　「女性は覚醒剤を使ってＳＥＸすると、普通より７００倍気持ちいいらしい。のりピーがその快感を覚えていたら、なかなか立ち直れないんじゃないかと心配」

　獄中離婚した田代は出所後は妹と生活し、雑誌連載やトークライブなどで食いつないでいる。「出所しても身よりのない人はやばい。再犯率は高いよ」と真剣に話す。

　酒井被告や、麻薬取締法違反罪で起訴された俳優、押尾学被告（３１）へのエールを求められると、「今の自分は言える立場にない」とためらいながら、「犯した罪は償って、反省して新しい一歩踏み出してほしい」と語った。

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