福岡県警の警察官が飲酒運転で衝突事故を起こし逃げた事件について、警察庁の安藤隆春長官は3日の記者会見で「一部職員の過度なアルコール摂取の問題については踏み込んだ対策が必要」と述べた。同庁は今後、アルコール依存症が疑われる職員は早期に治療を受けさせるといった対策を検討する。
安藤長官はこの警察官について「家庭のトラブルなどが原因で、アルコール依存状態にあった」と説明。警察庁は事件直後の8月26日、飲酒運転の「絶無」を都道府県警に指示したが、警察職員への指導や啓発にとどまらず健康管理にも踏み込んだ飲酒対策が必要と判断した。(03日 22:25)