【私も言いたい】夫婦別姓　「賛成」５割「導入活用」４割強 (3/3ページ)

　東京・男子中学生（１３）「夫婦同姓は日本の伝統なので、わざわざ壊す必要はない。夫婦別姓になると子供の姓はどうなるのか。家庭の団結感も失われていくのでは。そこまでして欧米のまねをしなくともいい」

　高知・男性会社員（６４）「別姓では血縁があやふやになるのではないか。家系の重みがなくなる」

　埼玉・男性会社員（４１）「結婚後は決して平坦（へいたん）な道のりではない。別姓などと甘いことを言っていると離婚が増える」

　大阪・女性会社員（３６）「メリットは銀行口座や免許の変更などの手続きが必要ないぐらいで、子供の名字でもめるなどデメリットの方が深刻。慎重になった方がいい」

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　【夫婦別姓】　民主党はマニフェスト（政権公約）には盛り込まなかったが、政策集「ＩＮＤＥＸ２００９」に「選択的夫婦別姓の早期実現」を明記している。そのため、民主党政権発足後には実施される可能性がある。

　夫婦別姓をめぐっては、法務大臣の諮問機関である法制審議会が平成８年、希望すれば夫婦それぞれが結婚前の姓を名乗ることができる「選択的夫婦別姓」の導入を答申。賛否が度々議論になったものの、自民党内に反発が強く、法案提出が見送られた経緯がある。

　一方、民主、共産、社民の３党は選択的夫婦別姓の導入を柱とする民法改正案を繰り返し衆参両院に提出してきたが、実質的な審議は行われていない。