そうこうしている内に、節分の時期になり、NTT西日本名古屋支店から
私宛に電話がかかってきた。
どうやら、去年引き継いだ保守契約の中で、何件か請求を忘れている物があるようだ。

慌てて、金額と内容を照会し、請求書を送りなおす事に。
40万円ほどの臨時収入といえば、私と、手伝いが一人の個所帯にとってとても大きな収入である。
実際去年一年の出費の大きさから言えば干天の慈雨であった。
いそいそと請求書を作り直して送っていたものである。

3月も末の頃になるが、振込みが無い。まぁ、年度末だし、多分四月の末かな、それとも4月の5,10日かな?と思い待ちながら、
NTTは〆日が結構バラバラなので、思い立って20日になり支払日を確認。

辻さんと言う女性が、末の支払いであるといっているので、一安心して、
しかし、一応前日に念押しで確認をしようと思いつつひたすら待っていた。

その前日になり、電話をして明日の支払いを確認したら、同じ女性が、「私ではお答えできない」等といっている。「それでは、答えられる人からお電話いただきたい。」と伝言して電話を置くも、その日は結局折り返し電話は無かった。

―末日

辻さんに電話したら、田中と言う男に電話を交代したようだ。
なんと、支払いはその他中の一存で停止していると言う。
理解不能だったので、改めて理由をただしたところ、リストラに伴い、
事業所を閉鎖している事、電話番号が変わったことを、田中に知らせなかった事を理由に支払いをするつもりは無い、と言う。

余りの事に訳がわからなくなった私は、「去年の8月にも御社にご挨拶に伺い、電話番号はご案内申し上げましたし、名刺交換もしております。また、事務所を閉鎖して、本店で営業を行うようになったらお金を払わないと言う契約はしていないはずです。」
と詰め寄ると、今度は
「じゃぁ、お前のところにサポートの履行能力があんのかよ」
などと乱暴な口の聞き方で怒鳴りつけてきた。
「昨日も御社の別な視点の案件で静岡まで出張してサポートしているのですが、履行能力とかいわれても困ります。お金を払ってください。」

と懇願するも、田中は、いろいろな事を怒鳴りつけるように話し始めた。