丁度9年前、私が20歳の頃に会社を始めたのが、きっかけだった。
一時期は、波に乗って社業を拡大していて、創業してから4年目に
NTT西日本との取引は始まった。以来5年間にわたりその取引は続く。
8年目になり、創業者同士の内輪もめ、様々な人間関係がいやになり、
社業を縮小し、私に反目だった人間を解雇して、出直す決意をした。
つらいつらいリストラの作業だったし、多額の資産を失ったが、毎日の
ストレスとの戦いがなくなるのであれば、それもいいのだろう、と考えていた。
その頃、既に全国エリアで展開していた社業のうち、保守業務、これは
かなりの件数に上っていたので、履行できる体制を整えるのは非常な難事だった。
なかでも、NTT西日本には、代金を前受けして受託していた保守業務が沢山あったので、無償でリストラ後の受け皿会社でそれを引き継ぎ、
毎日の対応に忙殺されていた。