首相VS記者団

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首班指名「党内の意見をどう集約するかは執行部が決めること」 9月2日午後6時55分~

Q:日本テレビです。

A:はい。

Q:衆院選、お疲れ様でした。

A:………。

Q:質問に入りますけれども、今日、民主党の岡田(克也)幹事長が官邸に申し入れに来ましたけれども、スムーズな政権移行に向けて、総理は具体的にどのような指示を出されているのでしょうか?

A:官房長官に質問があったんじゃないですか。

Q:あのお、総理が出された指示ですので、直接、おうかがいしたいのですけども。

A:スムーズに移行できるように。なるべく協力するように。各省庁に連絡するように話しましたよ。その通り官房長官、言わなかった?

Q:あの、おっしゃってますけども……。

A:ああ、裏取ってるわけね。

Q:はい?

A:ああ、裏を取っているわけね。ああ、そうかね。ああ。記者としてまともですよ。裏を取ろうという心がけは。普段、取らずに書いてるけれども。ねえ。取ろうという心掛けが大切。

(秘書官):「はい、終わります」

Q:ということで、総理からはそのような指示。総理、総理、総理。まだ終わっていないんです。

A:今の質問だけなんじゃないの?

Q:いえ、それでもう一問。

A:関連?

Q:日経新聞ですが、党の総裁としておうかがいしたいんですが、今度の特別国会で……。

A:党の総裁として答えることはありません。ここは内閣総理大臣に対しての質問だけにして下さい。

Q:でも、これまでも答えてらっしゃいましたけども。

A:それは努力しただけです。今、答える必要はありません。

Q:首班指名についての質問なんですけども。

A:首班指名に関しての質問? それに対して答えることはありません。

Q:「麻生さん」というふうに名前を書くことについて党内に異論があるということなんですが、そのことについてはどのようにお考えか?

A:党内のいろんな意見があるというのは、知らないわけではありませんが、党内の意見をどのように集約するかは党執行部が決めること。そうお答えしてあるんで、党内のことに関して、党の意見、執行部としては、聞かれるべき相手は幹事長。総裁に聞くべき話ではないと。頭に入れとかれたらどうです?

 それぐらいに。おかしくないでしょ。聞くべき相手は。執行部に一任してあるんだから、聞くべき相手は幹事長。総裁ではなくて幹事長。総裁の意見は幹事長に一任したと言ってあるんだから、あなたが聞くべき相手は執行部。すなわち党幹事長。麻生総裁ではありません。

Q:総理……。

A:頭の整理できた?

(秘書官):「はい終わります」

A:整理ができた? はい。ありがとう。

2009年9月2日

「首相VS記者団」とは
  首相に対するいわゆる「ぶら下がり」取材のやりとりをそのまま活字にして掲載しているものです。
 「ぶら下がり」とは、永田町に多く見られる取材方法の一形態で、記者団が取材対象者を囲み、立ち話形式でいろいろ質疑する、一種のミニインタビューのことです。少ない質問で短時間ながらもその時点で必要不可欠なことを聞き出す場として、通常の記者会見やインタビューとは差別化して使っています。取材対象が首相の場合は、ほとんどが首相官邸内で行われます。 続きを読む
 

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