診療報酬改定プロセス、12年度までに抜本見直し−民主・鈴木寛氏
民主党の鈴木寛参院議員は9月2日、キャリアブレインに対し、医療行為ごとの点数配分を中央社会保険医療協議会が決める現在の診療報酬改定プロセスを、2012年度に予定されている報酬改定までに、抜本的に見直す必要があるとの認識を明らかにした。一方で、来年度の報酬改定については、「一つ一つを根本からやるのは時間的に厳しい」と指摘し、現行の方式が継続するとの見通しを示した。
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鈴木氏は、来年度の報酬改定について「命に直結する救急や小児、産科、外科、4疾病5事業を主体にしている医療機関が存続できるよう、入院医療費を中心に増額していきたい」と強調。ただ、改定率を決める時期については、「やってみないと分からない」と述べ、新政権発足後に検討する考えを示した。
診療報酬改定の決定プロセスの見直しは、来年夏の参院選に向けて作成するマニフェストにも盛り込むという。
更新:2009/09/02 20:59 キャリアブレイン
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