2009年9月3日 21時24分更新
岡山県は県内で新型インフルエンザの患者が増えているとして3日、インフルエンザ注意報を発令し、十分な予防対策をとるよう呼びかけました。
県内で9月にインフルエンザ注意報が発令されるのは平成12年度に制度が始まって以来初めてです。
岡山県によりますと、先週、県内の84の医療機関でインフルエンザと診断された患者はあわせて102人で、1つの医療機関あたりの患者数が平均1.21人となり流行の初期段階に入るとされる基準の1人を超えました。
岡山県ではこれまで医療機関当たりの患者数が5人を超えた段階で注意報を出していましたが、今回は患者のほとんどが感染力が強い新型インフルエンザと見られ、流行が強く懸念されるとしてこの段階で注意報を発令したものです。
9月にインフルエンザ注意報が発令されるのは、平成12年度の制度創設以来、最も早いということです。
県では予防のために、規則正しい生活や手洗いとうがい、それにマスクの着用を呼びかけているほか、妊婦や高齢者、それに持病を持っている人たちは感染すると症状が重くなるおそれがあるとして、人込みをさけるなど特に注意するよう呼びかけています。