岡山放送局

2009年9月3日 21時24分更新

飼料用の稲の収穫を見学

高梁市で乳牛に食べさせるための飼料用の稲やトウモロコシの刈り取りの見学会が行われました。

飼料用の稲やトウモロコシの栽培は高梁市川面町の営農組合がことしから始めたもので、およそ30アールの水田では稲とトウモロコシが収穫の時期を迎えています。

3日は組合のメンバーをはじめ、岡山県や市などから20人余りが集まり、刈り取りの様子を見学しました。

稲は通常の食用としての栽培も行われる「ヒノヒカリ」という品種ですが、飼料用に栽培する場合は稲穂が垂れ下がる前に青々としたまま刈り取りを行います。

機械で刈り取られた稲やトウモロコシは白いフィルムで包んで直径およそ90センチのロール状にして1,2か月保存します。

こうすることで、中で稲が発酵し、乳牛のための飼料になるということです。

高梁農業普及指導センターの石井正樹副参事は「夏場の雨の影響で実の育ちが遅かったが初めての取り組みにしては良い出来だと思う」と話していました。