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2009年9月3日(木) 19:15 |
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美作の豪雨被害からまもなく1ヶ月
美作市で起きた豪雨被害からまもなく1ヶ月を迎えます。 被災地では住民が今も後片付けに追われるなど復旧は思うように進んでいません。
美作市上福原地区です。豪雨による水害で倒された稲が目の前に広がります。 大雨による豪雨被害で美作市では多くの農地が冠水しました。農作物の被害は8000万円にも上ります。 大雨による土砂崩れでは、美作市田原地区などで5棟が全壊し1人が亡くなりました。 近くに住む人はこの1ヶ月雨が降るたびに土砂崩れへの不安を抱えていたといいます。 1ヶ月たった今でも市内の至るところに大きな被害の爪あとが残されています。 一部県境付近で不通となっているJR姫新線は復旧作業は進んでいるものの運転再開まではあと1ヶ月は掛かる見込みです。2学期が始まり高校生は代替バスでの通学が続きます。 川の増水により、114棟が床上床下浸水の被害に遭った美作市土居地区を訪れました。こちらの家ではようやく室内の片づけが終わりきょう畳が入りました。 ただ1ヶ月にも及ぶ後片付けで住民にも疲れの色が出ています。 この地区に住む白川さんの家は床上20cmまで水が浸かり後片付けは終わりません。 家では生活できず、近くの公民館で寝泊りし片付けのために家とを往復する毎日です。 水道などは復旧したものの、道路や住宅が元の姿を取り戻すまでにはまだまだ時間がかかりそうです。 豪雨が残した爪あとの深さに住民は、日増しに疲労の色を濃くしています。
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