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漢族ら数万人が抗議デモ=暴動2カ月を前に−中国新疆

9月4日1時18分配信 時事通信

 【北京時事】新華社電によると、中国新疆ウイグル自治区ウルムチ市で3日、漢族住民ら数万人が参加したデモが起きた。刺傷事件の多発に抗議し、治安改善を求めたという。自治区共産党委員会の王楽泉書記(党政治局員)ら幹部が群衆を説得した。
 ウルムチ市では最近、針状のもので市民が刺される事件が相次ぎ、自治区政府は2日、容疑者15人を拘束し、漢族のほかウイグル族など9民族の市民が被害を受けたと発表。7月5日のウイグル族の暴動で被害者意識を強めた漢族住民は、依然として治安に不安を抱き、この日のデモにつながった可能性もあるとみられる。
 地元住民の話では、デモ参加者からは王書記に退陣を求める声も上がったという。王氏は18年にわたり同自治区で要職に就いており、少数民族政策などをめぐる不満の矛先が向けられた可能性もある。 

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最終更新:9月4日1時20分

時事通信

 

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