2009年 9月 3日
岡山県でインフルエンザ注意報発令
岡山県でも本格的に新型インフルエンザの流行が始まりました。岡山県は3日、インフルエンザ注意報を発令しました。注意報が9月に出されるのは初めてです。先月24日から30日までに岡山県内84の医療機関でインフルエンザと診断されたのは102人で、1医療機関あたりの患者数が1.21人と流行の基準となる1人を越えました。ほとんどの患者が新型インフルエンザと見られています。一方、香川県の1医療機関あたりの患者数は1.83人です。全国平均は2.52人で岡山・香川ともに下回っています。岡山県では流行のピークは来月上旬から中旬と見ていて県民の約2割にあたる39万人が発症すると予測しています。県ではうがい、手洗いの徹底、外出の際にはマスクを着用するよう呼びかけています。

香川県 欠席者情報共有システム導入
香川県は学校での感染拡大防止に役立てようとリアルタイムで学校の欠席者数や感染者の症状を共有できるシステムを導入し、運用を始めました。このシステムは国立感染症研究所が開発したもので、香川県が学校再開後から県内すべての幼稚園、学校などを対象に導入を進めています。各学校などが毎朝、インターネットでシステムにアクセスし、欠席者数や症状を入力すると県に情報が集約されます。どこの学校でどれだけ流行しているか、リアルタイムで情報を共有できることから流行している学校との交流の延期など事前に対策を取ることができるということです。県内ではすでに372校がシステムの運用を始めています。県では感染拡大防止に効果が見込めるとしてできるだけ多くの学校にシステムへの参加を呼びかけています。

片岡総社市長が首長連合に参加
総社市の片岡聡一市長は3日、大阪府の橋本知事らでつくる「首長連合」に参加することを表明しました。総社市の片岡市長は3日午後、市役所を訪れた中田宏前横浜市長と会談し、地方分権を目的とした首長連合への参加を表明したものです。片岡市長は10万人以下の市の代表として政権が変わったのを機に首長連合に参加し、地方分権を進めて行きたいとしています。首長連合には橋本知事と中田前市長など5人が参加していて中田前市長は現在、民主党の政策を期待して見守っているところで小さな市が連携することは歓迎すると話しています。

新政権を前に岡山県が政策担当者会議
岡山県は新政権の誕生に向けて新しい政府が打ち出す政策が、県にどのうような影響があるかを話し合う会議を開き、今後の対応を協議しました。会議には県の各部局の主管課長など16人が出席し、民主党が衆院選で示したマニフェストを見ながら県にどのような影響があるか話し合いました。中でも、子ども手当ての支給について、「県の事務はどのくらい増えるのか」、ガソリンなどの暫定税率廃止については、「地方の財源が減るのではないか」などの意見が出されました。そして今後、各部局で情報を共有して対応策を検討することなどを申し合わせました。県では国政の動きを見ながら今後は知事なども交えた話し合いの場を設けることにしています。

女児殺人事件5年 父親が情報提供呼びかけ
津山市で小学生の女の子が殺害された事件から5年の3日、女の子の父親らが街頭でチラシを配り、情報提供を呼びかけました。3日朝、JR津山駅前では殺害された筒塩侑子ちゃんの父親、勝義さんや警察官がチラシを配って情報の提供を呼びかけました。この事件は2004年9月3日、小学3年生だった侑子ちゃんが津山市の自宅で胸など数カ所を刃物で刺され、殺害されたものです。警察は延べ3万2000人の捜査員を投入。これまで259件の情報が寄せられていますが、有力な手掛かりはありません。警察は犯人に関する情報を受け付けています。