内閣府の外郭団体・経済企画協会が14日発表したエコノミスト調査によると、09年1~3月期の実質GDP(国内総生産)成長率の予想の平均は年率換算で前期比マイナス12.76%と、戦後2番目の落ち込みとなった08年10~12月期(改定値)のマイナス12.1%より大幅なマイナス成長予測となった。09年度の成長率も実質マイナス4.53%の厳しい予想となっている。
調査は追加経済対策発表前の3月30日~4月6日に行われ、民間エコノミスト38人から回答を得た。実質成長率の先行きについては、09年4~6月期には落ち込み幅が年率換算で同マイナス1.46%まで縮小すると予測するが、同7~9月期もマイナス成長は続き、プラスに転じるのは09年10~12月期と予想している。【上田宏明】
毎日新聞 2009年4月14日 20時26分