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【裁判員3例目 結審(10)】「AVを実行したのでは」との質問に「たぶんそう」…被告みつめる裁判員 (2/4ページ)
検察官「社長が社員を集めて心当たりがある人は名乗り出てほしいと言いましたか」
被告「はい」
検察官「あなたは名乗り出たのですか」
被告「いいえ」
検察官「警察にも被害届が出されて、事情を聴かれましたね?」
被告「自分が最後に(盗まれたお金を)見たと言いました」
検察官「取ったことは認めていない。それもうそをついたのですね」
被告「はい」
《検察官は、被告が逮捕されるまで、うそを突き通していたことを明らかにし、罪悪感を持っていなかったことを証明しようとしているとみられる》
検察官「高校を卒業したあと、東京の専門学校に行ったけど1年で退学していますね。遊びに夢中になってということですね」
被告「はい。飲みに行ったり、ゲームセンターに行ったり、旅行に行ったりもしました。多いときで月に40〜50万円ぐらい使いました」
《第2事件と第3、4事件の犯行時、スナックで飲み歩いたり、パチンコで遊んだりして、300万円の借金を抱えていたという田嶋被告。検察官の質問で、専門学校生のときから浪費が始まっていたことが明らかにされた》
《被告の唯一の理解者であった叔父の気持ちを踏みにじっていたことなる田嶋被告。裁判員も険しい表情で被告を見つめている》
検察官「専門学校に行くにあたって、叔父さんが県外に出ることを後押ししてくれたということですね?」
被告「はい」
検察官「それは(あなたが)遊び歩くためですか」
被告「いいえ」
検察官「専門学校に通うことを期待していたということですね」
被告「そうだと思います」
《叔父が「女性に暴力を振るってはいけない」と言っていたことを理由に、第4事件の被害者であるBさんに対し“制裁”という名の暴行を加えたと主張する田嶋被告。検察官は、被告が叔父の言葉をどう認識していたのかを改めて問いただす》
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