初の世界戦が決定し王座奪取を誓う佐々木=東京・神楽坂の帝拳ジム
ボクシングのWBA世界ウエルター級15位・佐々木基樹(33)=帝拳=が2日、東京・神楽坂の帝拳ジムで会見し、10月3日にウクライナでWBA同級王者ビアチェスラフ・センチェンコ(31)=ウクライナ=に挑戦することを発表した。佐々木は世界初挑戦となる。
プロ13年目にしてようやく巡ってきた初の世界戦。33歳は「絶対に勝つとか希望的観測を言いたくない。敵地だし、厳しい戦いになるのは分かっている。世界の舞台に立てることはうれしいけど勝たないと意味がない」と決意を語った。
8月に親交のあるWBC世界フライ級王者・内藤大助(宮田)の合宿に2度参加。合宿では内藤とマスボクシング(寸止め)を行い、休憩時間には内藤から世界戦の心得を伝授されたという。
「内藤さんから初めての世界戦で1ラウンド34秒でKO負けした話を聞いて、速攻で倒されても自分の手でつかみにいく姿勢を学びました。いかに自分の勝利のパターンに持っていくかでしょう」と、内藤の経験を実戦で生かし王座を奪取する。