けいこを終え握手を交わす横綱白鵬(右)と美濃輪
「大相撲秋場所」(13日初日、両国国技館)
総合格闘家のミノワマンこと美濃輪育久(33)が2日、東京都墨田区・宮城野部屋の朝げいこに参加した。相撲初体験の“新入り”に、横綱白鵬(24)=宮城野=は自らしこ、すり足などを指導。ぶつかりげいこでは胸を出した。
5月のDREAM9でボブ・サップを倒した“格闘界の超人”が筋骨隆々の体で押しても、横綱はビクともしない。人間を超越した?強さを体感した美濃輪は「岩みたい」と仰天し、「横綱こそ超人です!力士マンです!!」と断言。「自分も人が見てすぐに『力士マンだ』と分かるような超人になりたい」と目を輝かせた。
あこがれの存在となった白鵬は、さらに強さをアピール。美濃輪が見つめる前で幕内旭天鵬らと13番を申し合い、全勝した。「いつもテレビで見ている人が来たから、気合乗りましたね」とニンマリ。次は本場所で12度目の優勝を果たし、スーパーヒーローの座を揺るぎないものとする。