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◆プロボクシングWBA世界ウエルター級タイトルマッチ(10月3日、ウクライナ・ドネツク) WBA世界ウエルター級15位の佐々木基樹(33)=帝拳=が10月3日(日本時間4日)に敵地ウクライナで同級王者ビアチェスラフ・センチェンコ(31)に挑戦することが2日、発表された。同級の世界王座獲得に成功すれば、日本人初の快挙。WBC世界フライ級王者・内藤大助(宮田)と2度のキャンプを行い、決戦への準備を整えつつある早大卒の頭脳派ボクサーは、持ち前の策士ぶりを発揮し、番狂わせを起こすことを誓った。
佐々木が念願の世界初挑戦で大勝負に出る。「向こうのボクシングをやらせない。嫌がるようなことをやりたい。番狂わせは得意技ですから」。ボクシング界きっての策士らしい意気込みを語った。
頭脳戦ならお手のものだ。昨年2月の東洋太平洋王座挑戦では当時の王者サンティリャン(石神井)を相手に初回のゴングと同時にダッシュ。強烈な右を浴びせて主導権を握り6回TKO勝ちし、不利の下馬評を覆した。同12月のリマッチでは打たせるだけ打たせる“死んだフリ作戦”を敢行。疲れが見えたところで逆襲し、7回TKOしてみせた。
不利な状況は十分に承知しているからこそ脳をフル回転させる。「希望的観測は言いたくない。正直、難しい」と話す全勝王者はシドニー五輪で銀メダルを獲得した。基本に忠実で、攻守にレベルが高く、穴がない。しかも日本人の海外挑戦は28連敗中と不利な要素を挙げればキリがない。だからこそ「あらゆるパターンで作戦を考えてます」。王者のペースをかき乱す秘策を練り上げている。
栄冠はつかみ取るもの。8月の長野キャンプでは、敵地で日本人の世界戦最短となる34秒KO負けしたことがある先輩王者・内藤に、技術的なアドバイスはもちろん「勝ちに行って負けたから後悔はない」と聞かされ、アウェー戦に乗り込む勇気ももらった。迷いはない。「すぐに倒されるかもしれないけど(王座を)つかみに行きたい」。敵地リングで無敗王者を“佐々木ワールド”へと引きずり込み、日本人初のウエルター級世界王者として凱旋する。
◆佐々木 基樹(ささき・もとき)1975年10月27日、東京・府中市生まれ。33歳。桜美林高時代にボクシングをはじめ、早大時代の97年2月に協栄ジムからプロデビュー。03年2月に日本スーパーライト級王座獲得。07年に帝拳ジムへ移籍し、08年2月に東洋太平洋ウエルター級王座を獲得し、3度防衛。身長170センチの右ボクサーファイター。家族は両親と姉、妹。
(2009年9月3日06時02分 スポーツ報知)
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