サル虐待のドラゲーが謝罪「認識なかった」 

 深々と頭を下げるドラゴンゲートのレスラーたち=神戸市内のドラゴンゲート本社
 深々と頭を下げるドラゴンゲートのレスラーたち=神戸市内のドラゴンゲート本社

 飼っていたニホンザルを虐待したなどとして、プロレス団体「ドラゴンゲート」のレスラーら4人が動物愛護法違反で書類送検された問題で、同社が2日、神戸市内の本社ビルで謝罪会見を行った。

 神戸市須磨区の練習所で虐待したとされるサルを無許可飼育していたCIMA(31)は「購入時は許可の必要がなく、条例が施行されたことはあとで知った。届け出を怠ったことは事実」と自らの非を認めた。

 問題の発端となった、ブログで掲載されたサルの「首絞め写真」について練習生の松本直樹(23)は「逃げ出したサルを捕獲した際のもの」と説明。サルは松本に最もなついていたといい、自らの行動を悔いた。制汗スプレーをサルに噴射したというKAGETORA(27)は「臭かった。動物虐待という認識はなかった」と、時折声を詰まらせた。木戸亨専務取締役(43)によると、書類送検されたもう1人については既に団体を離れているという。また現在、サルは選手の知人に引き取られていることを明かした。

 同団体はCIMAの3ヵ月の減俸などの処分を発表。KAGETORAはファイトマネーの一部を動物愛護団体に寄付していくという。さらに今後は、団体内で動物愛護を中心とした活動をスタートさせることを誓った。

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 深々と頭を下げるドラゴンゲートのレスラーたち=神戸市内のドラゴンゲート本社
 謝罪文を読み上げる、ドラゴンゲートの岡村代表取締役社長(左)。右は木戸専務取締役=神戸市内のドラゴンゲート本社
 岡村取締役社長が読み上げる謝罪文を、神妙に聞き入るCIM
A(右)ら=神戸市内のドラゴンゲート本社
 謝罪するCIMA=神戸市内のドラゴンゲート本社
 神妙な表情で謝罪するKAGETORA=神戸市内のドラゴン
ゲート本社
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