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モハメド・アリ、曾祖父の故郷アイルランドで名誉市民に

  • 2009年09月02日 12:56 発信地:ダブリン/アイルランド
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英バークシャー(Berkshire)州ウィンザー(Windsor)で開催の馬術選手権会場近くを訪れたモハメド・アリ(Muhammad Ali)さん(2009年8月28日撮影)。(c)AFP/Adrian Dennis

【9月2日 AFP】ボクシング元世界ヘビー級王者モハメド・アリ(Muhammad Ali)さん(67)が、曾祖父の故郷アイルランド・クレア郡(County Clare)エニス(Ennis)で名誉市民に選ばれ、1日に記念式典が開催された。

 曾祖父エイブ・グレイディ(Abe Grady)さんは1860年代、エニスから米ケンタッキー(Kentucky)州へ渡り、アフリカ系米国人の女性と結婚。アリさんの祖父になるジョン・グレイディ(John Grady)さんをもうけた。ジョンさんの娘オデッサ・リー・グレイディ(Odessa Lee Grady)さんがアリさんの母親だ。

 アリさんは、史上初めてヘビー級のタイトルを3度獲得し、ボクシング界に偉大な功績を残した。

 エニスのフランキー・ネイロン(Frankie Neylon)町長は「気分は最高。こんな事が起こるなんて思わなかった。彼は間違いなくエニスで一番有名な息子だ」と話し、不況ばかりが話題に上る中、アリさんの訪問は一筋の陽光だと語った。

 万国旗と星条旗で彩られた式典で、ネイロン町長は長年パーキンソン病と闘っているアリさんに記念品を手渡した。アリさんはスポーツにおけるたぐいまれな功績と、国際的な基金を通じた教育と慈善活動に対する貢献をたたえられ、名誉市民に選ばれた。

 アリさんに代わって妻のヨランダ(Yolanda Ali')さんが挨拶し、アリさんの祖先の故郷にいること、そして非常に暖かい歓迎を受けたことをうれしく思うと語った。(c)AFP
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