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ミャンマーを逃れ、職はなく…少数民族ロヒンギャ悲鳴(2/2ページ)

2009年9月3日7時19分

写真:仲間が集まって暮らすアパートの前で話し合うロヒンギャの人たち。野菜も自分たちで作って食事の足しにする=群馬県館林市、樫山写す仲間が集まって暮らすアパートの前で話し合うロヒンギャの人たち。野菜も自分たちで作って食事の足しにする=群馬県館林市、樫山写す

 在日ビルマ人難民申請弁護団の鈴木雅子弁護士は「彼らを帰国させることは人道的に許されないし、そもそも軍事政権が受け入れを拒むことは明らか。日本政府は救済策をもっと考えてほしい」。(樫山晃生)

    ◇

 〈ロヒンギャ〉 バングラデシュ国境に近いミャンマーのアラカン州に長い間暮らしてきたイスラム教徒たち。米国に本部を置く人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチによると、ミャンマーには約80万人おり、120万人が世界各国に逃れ出ている。軍事政権から迫害されるのは、民族的背景に加え、同国は仏教徒が多数であることによる宗教的な側面もあるとされる。

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