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ウナギ産地偽装で起訴内容認める 初公判・東京地裁

8月26日11時54分配信 産経新聞

 中国産ウナギを国産と偽装したとして、不正競争防止法違反罪に問われた食品加工販売会社「浜伸」元会長、中村驥(はやま)被告(67)ら2人の初公判が26日、東京地裁(藤井敏明裁判官)で開かれた。中村被告は、「自分の独断で偽装を行っていた」と起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、中村被告が、売れ残りの国産ウナギの加工品を仕入れ値より安価で販売したところ、顧客からの注文が殺到したため、仕入れ値が半値以下の中国産を国産に偽装することを決意したと指摘。平成19年9月ころから偽装を始めたとした。

 起訴状によると、中村被告らは昨年5月、東京都調布市の工場で、中国産ウナギのかば焼き約5400パックに鹿児島県産と印刷されたラベルシールを張って偽装し、東京・築地市場で卸売業者に計約290万円で販売した、とされる。

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最終更新:8月26日11時54分

産経新聞

 

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