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<ウナギ産地偽装>松山市の社長らに有罪判決 松山地裁

9月2日11時1分配信 毎日新聞

 愛媛県伊予市のウナギ加工会社「サンライズフーズ」(昨年8月解散)によるウナギの産地偽装事件で、不正競争防止法違反罪(虚偽表示)に問われた松山市南土居町、元同社社長、大山修人被告(50)、同罪と廃棄物処理法違反罪に問われた同市居相、元同社役員、有馬賢被告(40)に対する判決が2日、松山地裁であった。村越一浩裁判官は、大山被告に懲役2年6月、執行猶予4年、罰金100万円(求刑・懲役2年6月、罰金100万円)、有馬被告に懲役2年、執行猶予3年、罰金50万円(求刑・2年6月、罰金50万円)を言い渡した。

 判決によると、両被告は昨年6月、中国産ウナギかば焼きに「愛媛産四国名代・老舗の味」などと虚偽の表示をし、東京都などの卸業者に計約2万2000匹を販売した。また、有馬被告は同8月、松山市内の養鰻(まん)場でウナギの死骸(しがい)約3.9トンを捨てた。村越裁判官は「会社ぐるみで行われた常習的で組織的な犯行」と指摘した。【村田拓也、柳楽未来】

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最終更新:9月3日12時58分

毎日新聞

 

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