(cache) 大阪で百貨店の競争激化へ 独自の店づくりに知恵絞る - 47NEWS(よんななニュース)
  47NEWS >  共同ニュース  > 記事詳細
  【PR情報】
  【PR情報】
  •  ニュース詳細     

  •  1期棟がオープンした阪急(右)、建設中の三越伊勢丹(上)など多くの百貨店がひしめくJR大阪駅周辺=3日午後、共同通信社ヘリから

    大阪で百貨店の競争激化へ 独自の店づくりに知恵絞る

     エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングが3日部分開業した、阪急百貨店梅田本店(大阪市北区)の1期棟は、日本初出店の高級ブランドや人気の洋菓子をそろえるなど、女性客をターゲットにした店づくりが特徴だ。消費者の低価格志向で売り上げが伸び悩む中、大手百貨店各社は顧客を呼び戻そうと独自性のある店づくりに知恵を絞っている。

     新規出店や改装が相次ぐ大阪では、2011年春に「JR大阪三越伊勢丹」が大阪駅前に開業する。大規模な紳士ファッション売り場を展開する計画で、08年2月に開業し好評な阪急の「メンズ館」に対抗する。

     大阪駅前では大丸梅田店に、紳士服専門店のはるやま商事が若者向けスーツ店を出店しており、男性を中心とした顧客獲得の動きが目立つ。

     3日部分開業した阪急梅田本店が地下2階から地上12階の売り場のうち、2階から9階で婦人向けファッションを展開するように、各百貨店にとっては主要顧客である女性向けの店づくりも重要な課題になっている。

     大阪のミナミでは大丸心斎橋店が、閉店した旧そごう心斎橋本店を11月に新館として開業。地下に若者向けファッション売り場を展開するほか、30歳前後の女性を意識した店づくりを計画している。

      【共同通信】