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【裁判員3例目(11)】「生きた心地しなかった」 2人目の強姦被害者の調書に表情こわばる裁判員 (2/3ページ)
このニュースのトピックス:裁判員制度
《男性検察官は、Bさんの自宅の見取り図や、犯行現場を再現した写真などの証拠を説明した。その後、再び女性検察官がBさんの供述調書の読み上げを始める》
《Bさんは今年1月7日の夜、自宅で1人でいるところを襲われた》
検察官「私は午後7時20分ごろ、玄関をノックする音を聞きました。『不動産屋から言われてきました。水道管が凍結して破裂しているようです』」
《検察官は、田嶋被告が玄関を開けさせようと呼びかけた言葉を再現した》
《さらに、検察官は田嶋被告が具体的な不動産屋の名称をBさんに語りかけ、ドアを開けさせたと指摘する》
検察官「この不動産屋の名前は確かに、管理会社の名前でした。私自身、業者に頼んだことがあったので、すっかり信じてしまいました」
《右端に座った男性裁判員は腕組みをして、調書を読み上げる検察官を見据えている》
検察官「ドアを5センチほど開けた瞬間、ほぼ全開になるまで開かれました」
「『黙れ、おとなしくしろ』。両腕の上を押し込まれるように、室内に入りました」
《覆面をかぶった状態で室内に侵入した田嶋被告は、女性を後ろ手にし、手錠をかけたという》
検察官「まるで予想もしていないこと。相手を防ぐ方法もありませんでした。逃げることなどできませんでした」
「これは現実。怖さで声をあげることもできませんでした」
《侵入者の目的も分からない。凶器を持っているかもしれない。覆面の男に手錠をかけられ、押さえ込まれた女性の恐怖を、検察官は丁寧に読み上げていく》
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