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【裁判員3例目(10)】映ってはいけない写真が大型モニターに… 慌てて電源落とす裁判所職員 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:裁判員制度
検察官「この供述調書は、Bさんが法廷で話しているのと同じ証拠になります。そのつもりで聞いてください」
「(窃盗事件が起きた)昨年6月7日は出勤のため家を出たのが午後4時ごろです。窓はきちんと閉めて、玄関のドアも鍵をかけて出発しました。夜勤が明けて翌日午前10時ごろ帰宅し、玄関のドアが開いていることに気付きました。鍵をかけ忘れたのかと思いましたが、ゲーム機がなくなっているのに気付きました」
「泥棒に入られたと思い、室内を見て回り、寝室の窓ガラスが割られていることに気付きました。さらに室内を確認したところ、貯金箱から1000円札2枚がなくなっていて、空き巣に入られたと思い、警察に通報しました」
《Bさんは続けて犯人に対する強い処罰感情をぶつける。女性裁判員は何度もうなずきながら、モニターに見入った。一方、5人の男性裁判員は淡々とした表情で耳を傾けている》
「今年1月7日に私を強姦した犯人と、ゲーム機などを盗んだ犯人が、同じ田嶋靖広被告だと聞いて本当にびっくりしています。空き巣に入られたことを考えるだけで本当に気持ちが悪いです。私の生活を一変させた被告を社会から隔離してほしいし、当然、厳しい処分を受けてほしいと思います」
《続いて、検察官は第3事件の住居侵入・窃盗未遂事件の立証に移った。ここで、壁のモニターに電源が入れられる》
検察官「こちらは性犯罪ではありませんので…」
《検察官は、被害者男性の実況見分調書と捜査報告書を提示し、被害者男性の住所を地番まで細かく読み上げた。男性宅の写真では目の部分を隠した男性本人が、割れた窓ガラスなどを指し示している》
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