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【裁判員3例目(9)】「はじめから強盗目的では?」 厳しく追及する検察官 (3/4ページ)
このニュースのトピックス:裁判員制度
《次に検察官は包丁を持った目的について質問していく》
検察官「包丁はなぜ持ち出したのですか」
田嶋被告「自分が安心するためです」
検察官「最初から強盗するために包丁を持ったのではないですか」
田嶋被告「そうではありません」
検察官「1人暮らしであることは分かっていたのですよね」
田嶋被告「はい」
検察官「そのあとベッドに連れていったということですね」
田嶋被告「はい」
検察官「ベッドの上には何がありましたか」
田嶋被告「タオルが2枚ありました」
検察官「タオルは最初はどこにありましたか」
田嶋被告「脱衣所に干してあったと思います」
《Aさんの部屋のベッドの様子や部屋の見取り図を田嶋被告の前に示し、状況を確認していく検察官。起訴事実に争いはないとはいえ、田嶋被告はここから「はい」という短い答えを連発していく》
検察官「脱衣所にあったタオル2枚をあなたがベッドの上に置いたということですね」
田嶋被告「はい」
検察官「そしてAさんが帰宅してきたので、寝室のドアの影に隠れたと?」
田嶋被告「はい」
検察官「包丁はAさんの帰宅前に持っていましたね」
田嶋被告「はい」
検察官「あなたは寝室の窓からAさんの家に侵入しましたね」
田嶋被告「はい」
検察官「Aさんが帰ってきたことに気づいたとき、窓か逃げられたのではないですか」
田嶋被告「…はい」
検察官「でも逃げないで物影に隠れたと?」
田嶋被告「はい」
検察官「質問を終わります」
《逃げられたのではないかとの問いに、一瞬答えを躊躇(ちゅうちょ)した田嶋被告。弁護側がすかさず補充質問で、被告の真意を問い直す》
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