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【裁判員3例目(9)】「はじめから強盗目的では?」 厳しく追及する検察官 (1/4ページ)
このニュースのトピックス:裁判員制度
《午後から始まった田嶋靖広被告(22)への被告人質問は、弁護側から検察側の質問に移った。検察官は時折、裁判員の方に顔を向け、短い言葉で質問を重ねていく》
検察官「これまでに(最初の強盗強姦事件『第1事件』の)被害者のAさんのアパートに行ったことはありますか」
田嶋被告「一度、管理物件の名前と場所を覚えるために行ったことがあります」
検察官「事件のあと、被害者が引っ越ししたことは知っていますか」
田嶋被告「引っ越したあとに、別の客にその物件を案内したので、空家になっていたことは認識していました」
検察官「引っ越したという書類などは会社で見ていませんでしたか」
田嶋被告「直接、書類は見ていませんが、社内の話で聞いていました」
検察官「被害者が若い女性であることなどは、事務所にあった居住者情報から知っていたのではないですか」
田嶋被告「知りませんでした」
《続いて、犯行の手口について検察官は追及する》
検察官「あなたは窓から侵入したことは間違いないですね」
田嶋被告「間違いありません」
検察官「それから室内にあった包丁を取り出したということですね」
田嶋被告「そうです」
検察官「大きさはどのくらいですか」
田嶋被告「30センチくらいでした」
検察官「刃渡りは約20センチということでいいですね」
田嶋被告「はい」
検察官「そしてあなたは脱衣所で何かを盗んでいますね」
田嶋被告「はい、下着を盗みました」
検察官「それは女性用の下着ですね」
田嶋被告「はい」
検察官「なぜ盗んだのですか」
田嶋被告「売れば金になると思ったからです」
検察官「居間や寝室などにも金を探しに行っていますね」
田嶋被告「はい」
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