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【裁判員3例目(4)】「殺されてしまう!」調書からにじみ出る被害者の悲痛な叫び (3/3ページ)
このニュースのトピックス:裁判員制度
検察官「そしてすぐに、『言うことをきけ。殺すぞ。これがなんだか分かるか』。私は、何が何だかさっぱり分かりませんでした。合鍵を持っている彼氏かと思いましたが、そんなことはしません。『大変だ、何で、何が起こっているの』と思いました」
「私は腕の手首あたりをつかみ、引き離そうとしました」
《被害者は男の上半身を必死に押して引き離そうとするが、離れない。検察官が朗読する調書によると、田嶋被告は左腕を被害者の首に回し、右腕の包丁を被害者ののど元に突きつけて脅した》
検察官「男の力は強くて、到底かないませんでした。包丁の刃先は、ほんの少しだけ離れただけでした」
「男の目的や、相手の心当たりもなく、訳が分かりませんでした」
「(包丁が刺されば)ものすごい痛いどころか、死んでしまう、殺されてしまうと思い、動けなくなってしまいました」
《田嶋被告はほとんど表情を変えず、朗読に聞き入っているが、白い肌には、少し赤みがさしている。検察官は引き続き、事件の状況を証言した被害者の調書の朗読を続けた》
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