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美星診療所管理者変更で地元住民が要望書 '09/9/3

 ▽「現医師の勤務継続を」 井原市と議会に

 井原市美星町の有志や老人クラブなど計21団体の代表たちが、同町大倉にある市立美星国保診療所の医師、井上雅博所長(43)の勤務継続を求める要望書を市と市議会に提出した。来年11月からの同診療所の新たな管理者を指定する議案を、市が7日開会の市議会定例会に提案するのに先立っての動き。

 有志でつくる「美星診療所考える会」(妹尾勝彦代表、約40人)が中心となり、8月27日に滝本豊文市長、31日に市議会へ出した。

 同診療所をめぐっては現在の指定管理者、社会福祉法人旭川荘(岡山市北区)が来年10月末での指定管理辞退を申し出た。井上所長は診療継続を目指し笠岡市内の医療法人に要請、同法人は後継の指定管理者に応募した。7月中旬、同市の選定委員会は医療法人美星会三宅医院(同町星田)を選んだ。

 今後、井上所長が美星を離れる可能性が出てきたため要望書を出したという。同所長は「これまでの取り組みを住民に評価してもらいありがたい」と話している。(佐藤正明)




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