アセンディングトライアングルの見方とチャートパターン
まず下図のユーロドル日足チャートをご覧ください、おおむね1.31で反転しています。これをレジスタンスライン(抵抗線または上値抵抗線)と呼んでいます。トレンドが一方に傾いていないレンジ相場では、マーケット参加者はある一定のレベルで売買を繰り返しています。この場合には「1.31付近にきたら売ろう」とトレーダーの多くが考えてトレードしているときにレジスタンスラインが引けるようになってきます。基本的にレジスタンスラインには、水平に引ける線と斜めに引く線の2種類が存在しますが、アセンディングトライアングルでは水平に引けるレジスタンスラインを使用します。
次に下値を結んでいる線を見てください、これを斜めのサポートライン(支持線または下値支持線)と呼んでいます。アセンディングトライアングルでは、このサポートラインが右斜め方向に切り上がってくるパターンになります。こうして先ほど説明した水平のレジスタンスラインと斜めのサポートラインの組み合わせが発生し、レジスタンスラインを決定的にブレイクすると上昇トレンドが発生することが非常に多く見られます。赤い□でマーキングしたところがロング(買い)のエントリーポイントになります、実際のマーケットでは「レンジ相場→トレンド相場」への転換点になるとして多くのプロトレーダーが注目しているチャートパターンです。
※補足、多くのトレーダーがレンジ売買の際に意識している「水平の」レジスタンスラインやサポートラインは長期間破られずに維持されればされるほど、ブレイクしたときの上昇(下落)圧力は一般的に強くなる傾向があります。最近のドル円相場の例からは2008年3月の安値95.77のサポートラインを約半年ぶりにブレイクした際にはドル円相場は急落し90.82まで下げる大相場につながりました。
ディセンディングトライアングルの見方とチャートパターン
ディセンディングトライアングルとは、上で説明したアセンディングトライアングル(強気相場)の全く逆のチャートパターンです。下図をご覧ください、チャートはドル円日足チャートです。103.50で2度反発しサポート、ここがサポートラインとなっており、なおかつ上値が切り下がって来ています。典型的な弱気相場の例でサポートしている103.50を完全に割り込んだ赤い□でマーキングされたところがショート(売り)のエントリーポイントになります。
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