2009年9月3日 12時59分更新
先週1週間に報告された新型インフルエンザの集団感染は、関東1都6県で合わせておよそ300件と、前の週の1.7倍に増加し、感染の拡大が続いていることが、厚生労働省のまとめでわかりました。
厚生労働省によりますと、先月30日までの1週間に新たに報告された新型インフルエンザの集団感染は、関東の1都6県で296件でした。
これは前の週のおよそ1.7倍で、感染が拡大し続けていることがわかりました。
自治体別に見ますと、東京都が167件で全国でも最も多くなっているほか、神奈川県が30件、埼玉県が29件、茨城県が27件、千葉県が19件、栃木県が15件、群馬県が9件となっています。
厚生労働省感染症情報管理室の中嶋建介室長は、「関東地方でも学校が再開したところがあり、東京などにも感染が広がっていることを示している。うがいや手洗いなどの感染予防に加えて、もしも感染したら、周りの人にウイルスを広げないよう学校や職場に行かないでほしい」と呼びかけています。