中国新聞オンライン
中国新聞 購読・試読のお申し込み
サイト内検索

明石―小長のフェリーは存続へ '09/9/3

 山陽商船(竹原市)が10月末での撤退を決めている明石(広島県大崎上島町)―小長(呉市豊町)のフェリー航路について、しまなみ海運(三原市)が引き継ぐことが決まった。呉市が赤字補てんの支援策を実施することで交渉がまとまった。

 しまなみ海運によると、中断がないよう11月から運航し、1日12往復の現行ダイヤは変更しない。現在のフェリーに比べて小型の、普通車12台と大型車2台を運べる船を導入してコスト削減を図る。すでに中国運輸局への免許申請のための手続きを進めている。

 呉市は年間1800万円の支援を想定。今月の市議会定例会に提出する補正予算案に、本年度末までの5カ月分の経営支援として750万円を計上している。大崎上島町の支援策は未定という。

 明石―小長航路は、大崎上島と下島を車で移動するための最短ルート。かんきつ農家の出荷などでの利用もある。大崎下島に陸路で入ることが可能になった昨年11月の豊島大橋開通で利用が減少した。昨年12月〜2月の利用が約4割減となったため山陽商船は撤退を決定。呉市と大崎上島町が存続の方法を探っていた。

【写真説明】10月末で撤退する山陽商船のフェリー。11月から、しまなみ海運が航路を引き継ぐ(小長港)


  1. プルトニウム保有は85キロ
  2. 野菜や果物の「工場」産拡大
  3. 広島が次世代車モデル地域に
  4. ユニクロ「売上高5兆円に」
  5. 生活保護世帯10%増 広島市
  6. 新型インフルで公開講座中止
  7. 乳がんの闘病映画を6日上映
  8. 愛宕山文書の公開求め提訴
  9. インフル対策で公立高が手引
  10. 広島への菓子博誘致を要望
  11. 大学に安藤氏設計の武道館
  12. 政権交代で「距離感」模索
  13. 巡視艇と衝突、1人けが
  14. 芦田町で市が耕作放棄地再生
  15. 総合技術高が近大工と協定
  16. 児童名入りUSB紛失 府中
  17. ガソリン2週連続で値上がり
  18. シロイルカの赤ちゃん死亡
  19. 江戸期の棚田を島で再生
  20. 柔道「銀」の平岡選手が帰国
  21. 多彩に出雲の物産展 福山
  22. 福元さんが鉄人レースV報告
  23. 千羽鶴でウィーンに平和発信


MenuTopBackNextLast
安全安心