2009年9月1日
新庄市の県立新庄病院(鈴木知信院長)で8月24日、医学生を対象とした地域医療実習があった。医学生に地域医療への理解を深めてもらい、将来の地域医療を担う人材を確保する目的で県が主催した。
実習したのは、山形大医学部生で浜松市出身の奥井陽介さん(2年)と新庄市出身の大山みどりさん(1年)の2人。鈴木院長が講話で、医師不足に悩む最上地域の実情や、中核病院としての様々な取り組みについて解説した。
蘇慶展副院長は重症患者病棟や集中治療室、手術室などを案内。患者一人ひとりの症状や治療方法などを詳しく説明しながら、「患者さんが集中するので大変だが、やりがいもある」「都会の病院より地方の方が暮らしやすい」など医師の心得も語った。
実習生はともに小児科医として県内勤務を希望。鈴木院長は「頼もしい限り。いつまでもその気持ちを大事にして」と期待を寄せた。
実習は25日も最上町立病院と大蔵村診療所で行われた。
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