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【党首討論詳報】(11)鳩山氏「今すぐ消費増税の議論に加わる必要ない」 (1/3ページ)
−−超党派の協議機関で合意を得る努力をするか
鳩山由紀夫民主党代表「さまざまなご意見を伺うということは極めて重要だと思います。したがってわれわれ、もし、政権をとった暁に、当然、与野党の中でもきちっとした議論を当然、国会の中の議論が一番だと思いますが、協議をすることは重要だと思います。ただ、そのときに今までのように、百年安心だと言われているその部分を変えないぞ、と言われたんでは話にならないわけでありまして、この100年安心どころか、まったく不安ではないかというところに、出発点を置かないと、新しいわれわれの考え方のように、年金の一元化の方向に大きくカードを切ることができない、そのように思っておりますので、そのような前提は必要だと思いますが、われわれとすれば協議を行う。その場合に当然、財源の議論も必要だと思っておりますが、われわれとすればわれわれの方式で考えたときに、20年なら20年の移行期間のいずれかのときに、消費税の議論というものは当然行わなきゃなりませんが、今すぐに消費税の増税の議論に加わる必要はないと、そのように考えています」
−−消費税はそんなに恐いものなのか。鳩山さんは消費税を4年間封印すると言っているが、それは議論を封印するのか、実施を封印するのか。4年後の選挙にはマニフェストでどう書いたらいいと思うか
鳩山代表「後半の部分から申しあげれば、実施を封印するということであります。したがいまして先ほどお話がありましたように、年金の議論を大いにこれはやるべきだと思っておりますので、しかしながら私どもの発想の中で、4年間、消費税を挙げる必要がないという、これは理屈じゃなくて、理論的にきちんと証明をしながら、国民の皆さんに説明を申しあげる必要があろうかと思いますが、そのことを申しあげているのでございます。そして消費税そんなにいけないものかというお話があります。確かに増税というのはまさに、政治は税だとも言われておりますので、勇気を持って言わなければならないときは当然あると思います。しかし、今のような経済状況の中で、もう一つ申しあげれば、政治が必ずしも信頼を得ていない、こういう状況のときに、いくら増税の議論を前向きに進めようと思っても、国民の皆さんは見向きもしない。一番大事なことはだから、無駄遣いなどをなくして、国民の皆さんに政治の信頼というものを取り戻したときに、大いに消費税の議論というものはされるべきだ。そのように思っています」
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