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世界に大阪商人の元気発信 センイシティーで「ザ・トレードショー」

「まいど1号」の模型などが展示される見本市会場。府内の企業が新たな大阪名物の発掘を狙う=大阪市淀川区 大阪発の人工衛星「まいど1号」に続く新しい大阪名物を発掘し売り出そうと、繊維の卸問屋らでつくる協同組合「新大阪センイシティー」(大阪市淀川区)が3~6日の4日間にわたって、地元企業の商品を集めた見本市を開催する。破格の出展料で府内の中小企業や飲食業者に参加を呼びかけ、地酒やコロッケを扱う約20社が集まった。来年以降も毎年開催する計画で組合では「たこ焼きでもタイガースでもない、大阪の新ブランドを発信したい」と意気込んでいる。

 オープン40周年を迎えた新大阪センイシティーはかつては、最新の衣料品を求め、地方から小売業者が集まり熱気にあふれていた。しかし、近年は空き店舗も目立ち始めていることから、新たな活性化策として、「新☆大阪ブランド発掘!ザ・トレードショー」と銘打った見本市を企画した。

 多くの企業に参加してもらおうと、出展料は1ブース4日間で3万9900円と低価格に設定。食品やスポーツ用品、家庭雑貨など21社が呼びかけに応じた。

 参加業者のひとつで、箕面市のコロッケ店「コロッケ・クロケッタ」の商品はジャガイモの味を生かしたシンプルな味付けが特徴で、店以外の販売は今回が初めて。店主の森下典子さんは「蓬莱の豚マンのような、大阪の土産物になるようPRしたい」と意欲的だ。

 ほかにも、茨木市で地元産の米を使った酒造りに取り組んでいる「中尾酒造」や、防犯システムのソフトウエアを開発している大阪市中央区の「B・P・S」などが参加する。

 期間中はセンイシティー館内の中央通路にブースを並べ、それぞれが自信の品を展示。4日間のうち、3、4日は業者向け、5、6日が一般消費者を対象に販売する。

 また、会場では「まいど1号」の模型も展示。5日午後1時からは、東大阪宇宙開発協同組合理事の今村博昭さんの講演も行われる。

 組合副理事長の奥村貴之さんは「まだ、始まったばかりの試みだが、この機会にもう一度、活気をよみがえらせ、いずれは世界に大阪商人の元気を発信したい」と話している。

 問い合わせは、組合(電話0120・06・2228)へ。

 【写真説明】「まいど1号」の模型などが展示される見本市会場。府内の企業が新たな大阪名物の発掘を狙う=大阪市淀川区
 

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