☆ね年…大空は露で洗われて玻璃の碧色なり、雨後晴
☆うし年…人でも物でも多くを求めれば不満の念絶えず
☆とら年…心頭滅却すれば火も自ずから涼し。心無心なるが最上
☆う年…進むを知りて退くを知らず。猪武者にならぬようご用心
☆たつ年…人欲に使われると嘘と偽り多く、天欲に使われると真と実になる
☆み年…十人を生かすより一人を生かす事に誠意を尽くすがよい
☆うま年…老翁の話は体験の中より出づる。本日老人を尊敬して好日来る
☆ひつじ年…遙か彼方に孤月昇りて淋しき象。人と和楽の心を養って善処せよ
☆さる年…程々に制限をして金銭を使用すれば金銭は生きる
☆とり年…忠という事は自分自身に誠を尽くす事である。運気いよいよ盛大
☆いぬ年…心の眼を開けば随処に神あり。それに気付かずして不運の種をまかぬように
☆い年…人生は七転八倒なり。ただその中に倒れざるは誠なり
(松雲庵主)