社民党は2日、党本部で両院議員総会と全国代表者会議を開き、衆院選で落選した日森文尋国対委員長の後任に、辻元清美元政審会長(49)を充てると決めた。同党が連立政権に参加する際、入閣候補者の1人とみられていた辻元氏が国会担当に就任することで、鳩山内閣に入閣する候補者は、福島瑞穂党首らに絞り込まれた形となった。
民主党の鳩山由紀夫代表は連立政権樹立にあたっては、社民党と国民新党に閣内協力を要請する考え。福島氏は閣内協力の是非について明言を避けているが、社民党幹部は「閣外協力であっても連立政権の責任は負わされる。閣内で意見を強く言った方がいい」と述べ、入閣すべきだとの考えを示した。【西田進一郎】
毎日新聞 2009年9月2日 19時16分(最終更新 9月2日 19時32分)