2009年9月2日20時37分
感染が拡大する新型の豚インフルエンザについて、厚生労働省は2日、最新の1週間(8月24〜30日)に1330件の集団感染が報告されたと発表した。前週の約1.5倍で、集団感染の調査を始めた7月下旬以降、5週連続で増加している。
都道府県別では東京都(167件)が最多で、北海道(93件)、大阪府(78件)、沖縄県(72件)と続いている。厚労省は「夏休みが早く終わった地域で発生件数が増えている」としている。
10人以上の集団発生は学童保育や保育所などで少なくとも13件あった。また9月1日までの1週間に87人が入院し、そのうち3人が急性脳症を発症。4人が人工呼吸器を使用したという。累計の入院患者は579人。