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新型インフル、集団感染1週間で1330件 前週の1.5倍

 厚生労働省は2日、新型インフルエンザの集団感染件数が8月30日までの1週間で1330件に上ったと発表した。前週の約1.5倍で、同月下旬に学校の夏休みが明けた北海道や大都市圏でも集団感染が増えている。調査を始めた7月下旬以降、5週連続の増加となっており、同省は「全国的に感染が広がっている」と警戒している。

 同省によると、同じ施設で感染が広がっていると考えられる集団感染の報告件数は、都道府県別では東京が167件と最多で、次いで北海道93件、大阪78件、沖縄72件と続いた。30件以上になったのは14都道府県に上った。同省の中嶋建介・感染症情報管理室長は「新学期が他地域より早く始まる北海道などでも件数が増えた」としている。

 同省は「現在流行しているインフルエンザはほぼ新型」としており、今回の報告から、集団感染が疑われる場合でも新型かどうか確認する遺伝子検査を不要とする方式に変更した。このため前週より報告件数が増えた可能性もあるという。(02日 20:48)

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