医療介護CBニュース -キャリアブレインが送る最新の医療・介護ニュース-

医療介護CBニュース


政府(厚労省他)


新型ワクチン「対応案」、週内に公表―厚労省

ソーシャルブックマーク: Yahoo!ブックマークにに追加 はてなブックマークに追加 この記事をlivedoorにクリップ! この記事をdel.icio.usに登録する

 厚生労働省は9月2日の記者会見で、新型インフルエンザのワクチンについて、接種の対象者や優先順位などの考え方をまとめた「対応方針案」を週内に公表することを明らかにした。公表後、パブリックコメントを実施して国民から広く意見を集め、9月中に最終決定する方針だ。

【関連記事】
全腎協、ワクチン優先対象の早期決定を改めて要望
新型、最大で全国民の30%が発症も―厚労省
「新型」超過入院の診療報酬上の取り扱いで事務連絡―厚労省
妊婦など165万人のワクチン優先接種を要望
「ハイリスク」の基礎疾患は?―ワクチン接種で意見交換会

 「対応方針案」では、8月20、27日の専門家や患者団体代表などとの意見交換会や、その後舛添要一厚労相が開いた諮問委員会での議論を取りまとめ、ワクチンの国内での製造本数や接種の時期、対象者、優先順位、法的位置付けや輸入の考え方など、ワクチンに関する総合的な方針を示す。公表後、パブリックコメントを実施して国民から幅広く意見を募集し、9月中に最終決定する見通しだ。

 また会見で、結核感染症課の中嶋建介・感染症情報管理室長は、新型インフルエンザによる入院患者数が盆の時期をピークに減っていることを明らかにした。中嶋室長によると、7月29日−8月4日が57人、5−11日が75人、12−18日が165人、19−25日が133人、26日−9月1日が87人。
 中嶋室長はその理由について、「調査が必要」としながらも、「最初は怖いイメージがあって、症状の軽い人でも病院へ行き、病院としても念のための対応を取っていたのではないか」「流行状況が変わったため、より重症な患者にターゲットを置いて入院を判断するようになったのではないか」などと述べた。

■8月24−30日の集団発生は1330件
 一方、中嶋室長は会見で、8月24−30日の集団発生の件数が1330件だったことを明らかにした。17−23日は897件だったが、25日の厚労省令改正により、今回からPCR検査を実施しなくても、インフルエンザ様症状患者が複数発生した時点で、新型インフルエンザの集団感染として集計している。
 都道府県別では、東京の167件が最多。次いで学校が再開した北海道(93件)、大阪(78件)、定点当たりの患者数が突出している沖縄(72件)と続いている。


更新:2009/09/02 20:52   キャリアブレイン

この記事をスクラップブックに貼る


注目の情報

[PR] 医師の転職ならCBネット

ログイン-会員登録がお済みの方はこちら-

CBニュース会員登録メリット

気になるワードの記事お知らせ機能やスクラップブックなど会員限定サービスが使えます。

一緒に登録!CBネットで希望通りの転職を

プロがあなたの転職をサポートする転職支援サービスや専用ツールで病院からスカウトされる機能を使って転職を成功させませんか?

キャリアブレインの転職支援サービスが選ばれる理由

【第76回】中村春基さん(日本作業療法士協会会長) 6月に日本作業療法士協会の新会長に就任した中村春基さんは、作業療法士は利用者の「やりたいことを、実現する」職種だと言う。作業療法士にとって大切なことは、利用者に現在行っている治療や訓練がその人の生活にどういう意味があるかを理解してもらうことだと強調 ...

記事全文を読む

 全国的な医師不足の深刻化を受けて昨年7月、医師が足りない医療機関に対する緊急的な救済措置として、国は「緊急臨時的医師派遣システム」をスタートさせた。医師確保が困難な病院からの依頼で、各都道府県が国に医師派遣を要請。厚生労働省での検討や調整を経て、対象病院に医師が派遣される仕組みだ。派遣期間は原則6 ...

記事全文を読む

新機能のお知らせ


会社概要 |  プライバシーポリシー |  著作権について |  メルマガ登録・解除 |  CBニュースについて |  広告掲載ついて |  スタッフ募集