民主党の鳩山由紀夫代表は2日、都内で開いた連合の中央執行委員会であいさつし、「政治不信が払拭(ふっしょく)されたときには、国民の皆さんにもご負担をお願いすることも将来出てくることもあろうかと思う」と語った。将来の消費税率引き上げの可能性を改めて示したものだ。
鳩山氏は衆院選を通じて、消費税率を4年間据え置く方針を示したことについて「国民が政治に大きな不信感を強めている段階で、消費税増税などのお願いをすべくもなかった」と強調。「この問題を真剣に取り上げながら将来の年金の問題なども含め、社会保障の問題なども皆さんと結論を見いだしていきたい」と語り、消費税増税を巡る議論は封じない考えも示した。
(02日 22:52)