K-1ワールドGP開幕戦への出場が決まった武蔵
今年限りでの引退を表明した武蔵(36)=正道会館=がK-1ワールドGP開幕戦(26日・韓国ソウル)に主催者推薦枠で出場し、ジェロム・レ・バンナ(36)=フランス=と激突することが1日、FEGの公式サイトで発表された。武蔵は8月26日の会見で「次のチャンスはない」と同大会出場を直訴しており、敗れた場合はそのまま引退することになりそうだ。
開幕戦の全16選手中、昨年の8強、Sヘビー級とヘビー級の各王者、予選大会覇者3人の計13選手が決定済みで、残り3枠はファン投票を考慮した主催者推薦。武蔵は8024票で6位だったが、昨年4強のサキが負傷欠場し、得票3位のミルコはUFC参戦で出場不能。8093票で5位のモルサヌとの票差がわずかしかないという理由で、武蔵が“繰り上げ当選”した。谷川貞治イベントプロデューサーは「賛否両論あると思うが、過去の実績と本人の決意をくんだ」と説明した。
武蔵が「戦友」と呼ぶバンナとの対戦は02年12月7日以来で、前回は2回51秒、KO負け。「全力でぶつかって韓国を震え上がらせる面白い試合を」と呼びかけた。